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森林写真
檜写真
認定状2
認定状1
 坂下では、長期的な視野に立った植林と伐採を行っています。地球規模で自然環境を守ろうという動きが本格化するにつれて、森林伐採が問題視されるようになってきました。でも、山はある程度手を入れないと日光があたりにくくなって土壌が痩せてしまうのです。まず将来的に生産可能になる山を限定して、計画的に樹木の成長量に見合う分だけを伐採し、その分がまた計画的に植林されるので、森林環境を損なうことはなく、木曽・東濃檜を長期的に安定供給していくことができます。
森林環境に配慮しつつ計画的に植林、伐採
 木曽檜の血統を受け継ぐ母樹から種を採り、3年かけて苗木に育てて山に植えかえます。それからは雑草や雑木の下刈り、手間ひまかかる枝落しが繰り返されます。山に植えかえてから20年ほど経つと、適当な日光と風、そして栄養分を取らせるために間伐。四季を通して休むことなくじっくりと、手塩にかけて育てています。そして70年。すっくりと素直に、一人前の柱材として成長した檜を伐り出し、その跡には次の世代を担う新しい苗木を植えるという山作業が、坂下では親から子へそして孫へと、代々受け継がれています。
選び抜いた良材だけを、木曽・東濃檜の家に使います
 木曽谷の入口に位置する岐阜県中津川市坂下は、木曽・東濃檜のふる里。古くから材木の集散地として栄えてきました。現在でも人口の半数以上が木材関連産業に従事。「山から建築まで」一貫した木材関連産業の振興に取り組んできました。その長い植林の伝統と技術を今に受け継ぎ、多くの人々が誇りを胸に、山の檜の成長に目を配り、手をさしのべて育てています。そして、私たちの指定どおりに仕上られ、建築現場に送られる「木曽・東濃檜の家」一棟分の材料には、すべて坂下が品質を認定した認定書がつけられています。
木曽・東濃檜のふる里、坂下町がバックアップ
プレカット木口写真
 私たちが構造材に使っている木曽・東濃檜の産地は、木曽谷の入口、岐阜県の飛騨川、木曽川流域に位置する地域です。この地は寒暖の差が激しく、しかも養分の少ないヤセ地という厳しい環境。檜の成長には、他の暖地と比べ何倍もの歳月がかかります。しかしその悪条件が、逆に檜の中でも最高という、折り紙つきの木曽・東濃檜を生み出すのです。

木曽・東濃檜は・・・
 ・ 年輪幅が狭く均整が取れ、強度に優れています。
 ・ 加工性がよく、耐水性があります。
 ・ 木肌が淡いピンクで、色も艶(つや)も他に類がありません。
 ・ 香りが高く、使いこむほどに味わいが深まります。


建築のプロである私たちから見ても、木曽・東濃檜には、ほれぼれするような気品があります。最高の家をつくるには、最高の材がいい、というあたり前のことに、私たちはこだわります。
美しさと強度を兼ね備えた木曽・東濃檜
香り立つ気品と風格